台湾とは何か (ちくま新書) [ 野嶋剛 ]

   

ちくま新書 野嶋剛 筑摩書房タイワン トワ ナニカ ノジマ,ツヨシ 発行年月:2016年05月09日 ページ数:270p サイズ:新書 ISBN:9784480068910 野嶋剛(ノジマツヨシ) 1968年生まれ。

朝日新聞入社後、シンガポール支局長、政治部、台北支局長、国際編集部次長、アエラ編集部などを経て、2016年4月からフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 転換期の台湾/第1章 「台湾人の総統」になれなかった馬英九/第2章 台湾と日本/第3章 台湾と中国/第4章 台湾と南シナ海・尖閣諸島・沖縄/第5章 台湾アイデンティティ/第6章 例外と虚構の地「台湾」/第7章 日中台から考える/終章 日本は台湾とどう向き合うべきか 台湾が激しく動いている。

戦後日本は台湾に撤退した中華民国と国交を結んだが、後に中華人民共和国と国交正常化を行い、台湾は遠い存在になった。

しかし、目覚ましい経済発展と見事な民主化、東日本大震災での日本への巨額の支援もあり、台湾は再び身近で重要な存在になりつつある。

台湾は中国にとってのアキレス腱であり、日本にとってのジレンマだ。

日中台の複雑なトライアングルの中、台湾は絶妙のバランス感覚で日中と巧みに渡り合う。

二〇一六年総統選挙で劇的な政権交代を遂げた最新の姿を、政治、歴史、社会から解き明かし、冷戦期の固定観念から脱した新しい「台湾論」を提言する。

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